田舎の自宅を売却して都心に引っ越すメリット
こんにちは。
今回も、知ると喜ばれる不動産を賢く使って節税するポイント をご紹介していきます。
前回は、相続の際、土地の評価額が最大80%減額される 「小規模宅地等の特例」という制度があることをお話しました。
減額の対象となる土地の面積には、上限があるのですが、
ただし、 その土地がどこにあるか?ということは問題にされません。
つまり田舎でも、都心の土地でも相続税上の評価は同じ。
この条件をうまく利用した節税ができるのです。
地価が高い場所への住み替え
Aさんは、都心まで新幹線で2時間ほどの、山や田んぼが広がる 地域に息子一家と同居しています。
2,000平方メートルの土地を所有していますが、 そのうち「特例」の対象になる広さ、つまり相続時に減額の対象 となるのは240平方メートルだけです。
このままでは、多額の相続税が発生してしまう!
そこで思い切って自宅を買い替えて、 都心に引っ越すことを考えるようになりました。
田舎の土地が1億円で売却でき、その資金で、都心に200平方 メートルの土地を買って家を建てるとすると――、
土地が全て「特例」の範囲内となり、 80%減額されることになります。
結果、相続税が発生しないという嬉しい事実がわかりました。
Aさんは、さらに不動産購入の諸経費や税金についても 具体的な金額で試算してみることにしました。
このように、買い替えや引越しが可能な場合は、 地価が高い場所を選択することで、評価額を圧縮できるのです。
ご両親が田舎に住まわれている場合など、 身近によくあるケースです。 試算だけでも、一度ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
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詳しくは
税理士や税務署へ問い合わせて確認することをおすすめします。
小嶋税務会計事務所 03-6402-9555
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